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★津軽三味線★加藤流三絃道「訓成会」公式ブログ 2009年08月11日
手筒花火

今年の夏は例年より涼しく過ごし易いような気がしますが、もうお盆間近。

高山ではお盆を過ぎるとすぐ秋の風が吹いてきます。子供達や、農作物にとってはもう少し夏らしい暑さがあったらなあと思います。

さて、高山市の中心を流れる宮川では毎年8月9日、「厄の日」とし、家内安全、商売繁盛他諸々の祈願、厄払いとして飛騨高山手筒組の組員が手筒花火を打ち上げてくれます。昨年25周年でしたので長く歴史のあるものになっています。

わたくし達 訓成会も数回手筒花火と数回競演しました。
訓栄さんや訓音さん、佃さん、訓栄会のお弟子さんも遊びに来て下さいました。

その演奏場所はお客様より前で手筒花火が一番近い距離で見える特等席です。

最初は川の中心に設置されているやぐらの上で、横になっている手筒花火の導火線に点火し、筒の上部から火花が吹き出してきます。少ししてから筒を抱きかかえ火柱を天に向けものすごい音のする筒を最後まで離さず顔の近くまで寄せ音の変わり目を確認し爆ぜる。

この爆ぜるが恐い・・・私は絶対に出来ないと思う。
手筒の火柱が上がっている反対の下部から「ボン!!」といって火の玉が産まれる。演奏しながら綺麗だな~と見とれていると「ボン!!」という音にびっくりして一瞬演奏の手が止まるほど。
その筒の下に足があったもんなら・・・あー恐い!!。

そのあっと驚く手筒花火との競演、ギャラリーは「凄く良かった!!」「花火とばっちり合ってた!!」との感動的なお言葉を頂き嬉しいのですが、実は演奏者達は大変な苦労をしております。

写真の様に、やぐら4台に手筒花火を打上ます。
花火に点火するタイミング、導火線の長さの違い、色んな誤差があり、せーのーで点火しても4つの花火が同時に始まり終わるということはなかなかありません。

演奏者はその花火が爆ぜるのをきかけとし、津軽三味線では曲の変わり目で「かまし」を使うため、それを活用して、きっかけが来るまで「かまし」を続けます。

何回も競演させて頂いているうちに、こつを掴んで行くのですが、基本的に4本の花火が「爆ぜたら」次の曲に進むことにしており、1本だけ残ってしまうと、いつ爆ぜるかわからない花火を見ながら死にものぐるいで「かまし」ます。

「かまし」だけでは観客がつまらないだろうと、三味線で合いの手を入れたり、和太鼓のソロを入れたり、篠笛でひゃらひゃらひゃら~と入れてもらったりして、もうラストか!?って位に盛り上げたりします。

タイミングが悪いと それを何回か繰り返します。
演奏後は 世界一長い 「かまし」 を酒の肴に、朝日町で打ち上げをします。

あなたは挑戦しますか?
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